気になる映画|フィンランドのドキュメンタリー『365 日のシンプルライフ』
今一番気になる映画、2020年12月4日(金)に公開の『100 日間のシンプルライフ』。
この物語のベースとなった、フィンランドのドキュメンタリー映画『365 日のシンプルライフ』をアマゾンプライムで観ました。
自分の持ち物を全てリセットし、“人生で大切なもの”を見つけ出していく365日の実験生活を追ったドキュメンタリーです。
『365 日のシンプルライフ』
映画『365日のシンプルライフ』オフィシャル・サイト
ヘルシンキ在住・26歳のペトリは、彼女にフラれたことをきっかけに、モノで溢れ返った自分の部屋にウンザリする。
ここには自分の幸せがないと感じたペトリは、自分の持ちモノ全てをリセットする”実験”を決意する。ルールは4つ。
Rule1. 自分の持ち物はすべてを倉庫に預ける
Rule2. 1日に1個だけ持ち帰ってくる
Rule3. 1年間、続ける
Rule4. 1年間、何も買わない
1日目は、空っぽの部屋から倉庫まで、全裸で雪のヘルシンキを駆け抜ける。こうして始まった365日の“実験”生活。毎日、倉庫からモノを1つ選ぶたびに、「自分にとって今、必要なモノは何か?」を考える。そんな中で、モノに反抗したくなったり、逆にモノが恋しくなったり、気持ちは日々変化していく・
監督・脚本・主演:ペトリ・ルーッカイネン 音楽:ティモ・ラッシー 原題:Tavarataivas 英題:My Stuff
提供・配給:パンドラ+kinologue ©Unikino 2013
全裸でスタートは本気の表れ?
面白かったです。
最初に映し出された部屋の様子はいかにも20代男子の部屋。
先進国ではどの国もそんなにイメージは変わらないかもと思いました。
森と湖に囲まれたフィンランドだからかなと思ったのは、男の子は「釣り具」を持っているというところ。
そしてすべてを持ち出した部屋はすっきりとした空間で、全裸でスタートして、毎日倉庫から1個ずつモノ運び出してきます。
この全裸でのスタートって必要かなと思ってしまうのですが、ヘルシンキの雪の中(超絶寒い)を全裸で倉庫まで走っていくことがこの実験の本気の表れなのですね。
最初の10個はフィンランドの冬で生命を維持するのには何が必要かを悩みぬいて選びます。
次の10個は社会人として仕事をするために必要はモノを。
モノに対して「いる」、「いらない」の葛藤を続けながら、100個目までは生活に必要なモノを選びだしていきます。
お部屋はすごくすっきりとミニマリスト男子の部屋となっていいきます。
やがて恋人もできて、森でピクニックしたり、モノを買わないと決めているので、DIYで直したりとフィンランド人の暮らしも楽しそうで素敵でした。
200から365個までは豊かな暮らしのためのモノでした。
そして大好きなおばあちゃんとの会話もよかったです。
365日やり遂げて、生きるために必要なモノ、暮らしを豊かにするために必要なモノを見極めて自分にとって快適は暮らしを作っていくことができました。
物語は今は不要となった多くのモノが保管された倉庫のシャッターを閉めて終わります。
最後に残ったモノたちの行方は?
最後に残ったモノたちの行方が気になるところ。
大好きなおばあちゃんの暮らしは多くのモノに囲まれているわけではありませんが、モノをとても大切にしている様子がよく分かりました。
現代日本のミニマリストであれば不要なモノは処分してしまいます。
フィンランドでは使えるけど、「不要なモノ」を処分するという発想はないのかもしれません。
モノと向き合うことが実験も目的なのですから、不要なモノをどうするかは別のお話なのでしょう。
日本でもリメイクされたらいいのになって思います。

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